湯治とは

なぜ、私たちは温泉に行くのだろう。
その答えを知っているのは他の誰でもない、
私たちの心と身体。

日本には古くから湯治という温泉の活用法がある。
「湯治」湯を浴び、身体を癒し、湯を編み、心を癒す。
日常ではない場所に自らを置き、
日ごろ心身に滞る疲れを切り離し、そして洗い流す。

その癒しは湯であり、食であり、人である。

ひとつひとつを紡ぎ合わせ、
織り成された癒しを身に纏うことで
また明日へと歩を進めることができる。

心と身体が求める特別な旅をあなたへ

湯治とは

新着旅館
New arrival hotel

単純温泉(たんじゅんおんせん)

肌触りが柔らかく、癖がなく肌への刺激が少ないのが特徴で、アルカリ性単純温泉です。
泉質別適応症:自律神経不安定症、不眠症、うつ状態など

単純二酸化炭素泉(たんじゅんにさんかたんそせん)

入浴すると全身に炭酸の泡が付着して爽快感があるのが特徴です。飲用すると炭酸の爽やかな咽越しが楽しめます。
日本では比較的少ない泉質です。「泡の湯」とも呼ばれているのも特徴です。
泉質別適応症:きりきず、末梢循環障害、冷え性、自律神経不安定症など

炭酸水素泉(たんさんすいそえんせん)

陽イオンの主成分により、ナトリウムー炭酸水素塩泉、カルシウムー炭酸水素塩泉、マグネシウムー炭酸水素塩泉などに分類されます。
カルシウムー炭酸水素塩泉からは、石灰質の温泉沈殿物、析出物が生成されることがあります。
泉質別適応症:きりきず、末梢循環障害、冷え性、皮膚乾燥症など

塩化物泉(えんかぶつせん)

陽イオンの主成分により、ナトリウムー塩化物泉、カルシウムー塩化物泉、マグネシウム―塩化物泉などに分類されます。
日本では比較的多い泉質です。塩分が主成分となっているので、飲用すると塩辛く、
塩分濃度が濃い場合やマグネシウムが多い場合は苦く感じられます。
泉質別適応症:きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症など

硫酸塩泉(りゅうさんえんせん)

陽イオンの主成分により、ナトリウムー硫酸塩泉、カルシウムー硫酸塩泉、マグネシウムー硫酸塩泉などに分類されます。
泉質別適応症:きりきず、末梢循環障害、冷え性、うつ状態、皮膚乾燥症など

含鉄泉(がんてつせん)

温泉水1kg中に総鉄イオン(鉄Ⅱまたは鉄Ⅲ)が20mg以上含まれているものです。
陰イオンによって炭酸水素塩型と硫酸塩型に分類されます。
温泉が湧出して空気に触れると、鉄の酸化が進み赤褐色になる特徴があります。
泉質別適応症:飲用 鉄欠乏性貧血症など

硫黄泉(いおうせん)

硫黄型と硫化水素型に分類され、日本では比較的多い泉質です。タマゴの腐敗臭に似た特有の臭いは、硫化水素によるものです。
泉質別適応症:アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、慢性湿疹など

酸性泉(さんせいせん)

口にすると酸味があります。殺菌効果もあります。
ヨーロッパ諸国ではほとんど見られない泉質ですが、日本では各地でみることができます。
泉質別適応症:アトピー性皮膚炎、尋常性乾癬、耐糖能異常(糖尿病)、表皮化膿症など

放射能泉(ほうしゃのうせん)

温泉水1kg中にラドンが30×10-10キュリー以上(8.25マッへ単位以上)含まれているものです。
放射能というと人体に悪影響を及ぼすと考えられがちですが、レントゲン等の放射線量よりずっと少ない量となっています。
ごく微量の放射能は、むしろ人体に良い影響を与えることが実証されています。
泉質別適応症:高尿酸血症(痛風)、関節リウマチ、強直性脊椎炎など

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